アルカラスのサーブを現役理学療法士が動作分析してみた

 
アルカラス選手のサーブについて詳しく知りたいです!

今回はこんな声にお答えします。

本記事の信頼性
理学療法士として6年間、都内のリハビリテーション病院にて脳卒中や整形外科のリハビリを担当してきました。
現在はテニスコーチとしても活動中。
得意分野は動作分析、皆様のお役に立てるようテニスと体の関係を探究していきます。

アルカラス選手のサーブ

アルカラス選手は18歳の若さでトップ20にまで上り詰めている期待の選手。(2022/3/31現在)
これはナダルをも超える史上最年少の記録となっています。

今回はそんなアルカラス選手のサーブについて分析していきます。

 
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ポイントは「姿勢の美しさ」です!

それでは3つに分けて解説していきます。

腰が前に突きでたトロフィーポーズ

皆さんトロフィーポーズでの腰の位置って意識したことありますか?
トロフィーポーズはサーブの力を出す上で非常に大切です。

ジャンプ直前には腰がネット方向に突き出ていることが分かります。
腰が前に突きでることで体のひねりが強いトロフィーポーズとすることができるのです。

そしてもう一つ、トロフィーポーズに隠された特徴があります。

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上半身が後ろに倒れる

もう一つ大事なポイントは、上半身が少し後ろに倒れている点です。

上半身と下半身の中心を結んでみると、比較的近いところにあります。

体が後ろ側へ倒れることで、

  1. 上半身と下半身の中心が近くなる
  2. 下半身の力が上半身に伝わりやすくなる

こんなメリットがあります。

倒れすぎるのも重心が後ろに残ってしまうので、適度に後ろへ倒れるのが理想です・・・!

腰が伸びてのインパクト

続いてはインパクトについて。

ジャンプ中は腰が折れる選手も多いですが、アルカラス選手の腰は伸びています。

腰が伸びているのはジャンプの力が上半身に伝わっている証拠。
打点もより高くなるので、力強いサーブにも繋がりやすいですね。

手打ちだと腰が折れやすい?

チチパス選手のサーブを見てみると、腰が少し折れているのが分かります。

チチパス選手のサーブが弱々しいかというとそうでもないのですが、もっと伸びしろを感じる点でもあります。

前に倒れないフィニッシュ

アルカラス選手のサーブが素晴らしいポイントが、姿勢のきれいさ。
個人的にここまで打ち終わりの姿勢が美しい選手は少なく感じます。

今回はサーブ&ボレーの時のサーブですが、それでもあまり体は前へ倒れていないですよね。

重心が後ろに残っているとここまで上半身は起きません。
この上半身の姿勢こそ、下半身の力がしっかり伝わっている証拠と言えます。

アルカラス選手の今後に期待!

「次世代のナダル」とまで期待されているアルカラス選手。

今後どれだけの選手に勝っていくか、活躍に期待ですね!

本記事はここまで。
また次の記事でお会いしましょう!

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