「リターンがなかなか安定しません。
どんな意識で打てば速いサーブにも安定して返せるの?」
今回はこんな声にお答えします。
ジョコビッチ選手の特徴3つ
- 安定した下半身
- リラックスした上半身
- ほとんど引かないテイクバック
現在はテニスコーチとしても活動中。
ジョコビッチ選手はサーブやストロークの安定感も素晴らしいですが、リターンの返球率もとても高いです。
簡単にはサービスエースを取らせないプレッシャーこそ、ビッグサーバーに安定して勝つ秘訣なのかもしれません。
そんなジョコビッチ選手のリターンですが、我々にも参考にできる部分はあるのか。
理学療法士なりに分析していきます。
【テニス】ジョコビッチ選手のリターン
安定した下半身
まず下半身に注目してみましょう。
下半身の特徴は、
- 両足は肩幅の2倍ほど広げている
- ひざはつま先よりも前に出すぎない
- かかとは付いてOK
両足は肩幅の2倍ほど

個人差はありますが、両足は広い方が安定します。
両足が狭いと重心が高くなり、横への反応も遅れやすくなります。
フォア、バックどちらにボールが来ても、すぐに軸足に重心を乗せられる広さがベストです。
ちなみにジョコビッチ選手は肩幅の2.5倍ほど広げていました。
ひざはつま先より前に出すぎない

ひざがつま先よりも前にですぎると、ひざの負担が増えてしまいます。
ひざの負担が増えるとリラックスしづらくなり、反応も遅れやすくなります。
またひざが内に倒れてしまうのもNG。
股関節で支えた姿勢が、すばやく反応できる下半身に繋がります。
かかとは付いてOK

かかとが地面につくことで、お尻やもも裏の筋肉が働きやすくなります。
より多くの筋肉で支えるが、安定した下半身に繋がります。
かかとを付けるといっても、あくまで重心は前をキープですよ。
リラックスした上半身

上半身の特徴は、
- わきは少し広げておく
- 背筋はまっすぐ
- 手首はリラックスしすぎない
上半身はある程度リラックスしてOK。
力が入りすぎても、反応が遅れやすくなりますので。
ただし、手首はリラックスしすぎるとサーブに押し負けてしまいます。
ある程度しっかりと握っておけた方がスイングも安定しますよ。
ほとんど引かないテイクバック
スイングはコンパクトながら、相手のボディにコントロールしています。

ラケットはあまり引かず、ボディターンが中心。
リターンはラケットをボールに合わせるだけでも返せます。
しっかりとスイングをするのは、余裕がある時だけでOKですよ。
終わりに

今回はジョコビッチ選手のリターンについてでした。
理想的なレディポジションは男女や体格によっても変わってきます。
ぜひあなたに合ったレディポジションを見つけて、ジョコビッチ選手のような安定したリターンを獲得してみて下さい。
本記事はここまでです。