【分析】大坂なおみのサーブを理学療法士が徹底分析してみた

 
 
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大阪なおみ選手のサーブって速くて威力も強いけど、他の選手とどう違うの?

今回はこんな声にお答えします!

本記事の内容

  • 大坂なおみ選手のサーブの特徴3つ
  • 変わり続けるサーブ
  • 左ひざの痛みの原因?
本記事の信頼性
理学療法士として6年間、都内のリハビリテーション病院にて脳卒中や整形外科のリハビリを担当してきました。
現在はテニスコーチとしても活動中。
得意分野は動作分析、皆様のお役に立てるようテニスと体の関係を探究していきます。

女子シングルスで世界一位にも輝いた大坂なおみ選手。
その強さの秘訣は200km/hをも超える強烈なサーブにあります。

そんな大坂なおみ選手のサーブをとことん掘り下げていきましょう!

留意点

本記事は動画分析による一意見であり、信憑性は低い可能性もあります。
その点も留意頂いたうえで、ご覧いただければ幸いです。

大坂なおみ選手のサーブの特徴3つ

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1.後ろへ流したトスアップ

フェデラー選手やナダル選手もトスアップ後の腕を後ろへ流しています。
トスアップ後の腕を後ろへ流すメリットを2つ挙げてみましょう。

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右肘が下がりづらくなる

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左右の写真を見比べた時ラケットが振りやすいのはどちらでしょうか。

上半身がよりひねられた方はラケットダウンのスペースができていますね。

ラケットダウンのスペースができることで、
右肘が下がりづらくなり肩の負担が抑えられます!

肘が下がりやすい人は上半身のひねりを意識してみてください・・・!

ひねり戻しがスイングを力強くする

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上半身がよりひねられることでより力を溜められます。

ひねり戻しの力を利用することでも肩の負担を抑えられます!

2.コンパクトなテイクバック

大坂なおみ選手はラケットを横からゆったりと上げるテイクバックをしています。
弧を描くように大きくテイクバックする選手も多いですが、横からゆったりとあげるコンパクトなテイクバックのメリットを2つ挙げてみます。

遠心力に左右されづらい

弧を描くように上げると、遠心力が働きトロフィーポーズでのためタメが作りづらくなります。
横からゆったりと上げることで、安定したトロフィーポーズが作れます。

リラックスしすぎない

トロフィーポーズが長すぎると力みやすくなります。
トスアップと同時にゆったりとラケットを上げることで、この力みも最小限に抑えることができます。

ラケットの上げ方は人それぞれ好みもあるかと思いますが、大坂なおみ選手の上げ方はシンプルで万人受けしやすいのではないでしょうか。

3.ひざのバネを利用したジャンプ

先ほどの動画をもう一度見てみます。

ひざのバネを利用することでサーブの威力、安定性のどちらも向上できます。

高い打点で打てる

ジャンプすることでより高い打点で打つことができ、サービスボックスへも収めやすくなります。

前への推進力が作りやすい

前方向へもジャンプすることで、ボールに力を伝えやすくなります。
大坂なおみ選手はこの高さ、前への推進力をひざのバネの力で作ったサーブと言えます。

以上が私が感じた大坂なおみ選手のサーブの特徴です。
女子選手の中でも特にシンプルで無駄が少ないサーブのため、一般の方も参考にしやすいのではないでしょうか?

 
Kobanawa Kenta
それでは特徴を押さえた上で考察に進みます!

大坂なおみ選手のサーブを考察してみた

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左ひざ痛の原因はサーブにあり?

2020年US openでは左ひざにサポーターをしたりと痛みもあったそうです。

2020年US openのサーブを見てみましょう。

1:17当たりを見て頂けると分かりやすいです。

トロフィーポーズでは上半身は体の左側によっています。
上半身が左側によるということは、蹴り出しでの左足の負担が増えるということ。

特に大坂なおみ選手は両ひざをバネのように瞬間的に曲げ伸ばしを行います。
瞬間的に曲げ伸ばしを行うことで高い打点で打てますが、それと引き換えにひざの負担も大きくなります。

試合中に何度も放たれる豪快なサーブ。
その度に左ひざへ負担がかかれば怪我の一因にもなり兼ねません。

しかしメインは左太ももの裏

テーピングを巻き、痛めたとされるのは左太ももの裏でした。

サーブのようにつま先立ちの状態でジャンプする場合は基本的にひざの前側の筋肉に負担が集まります。
そのため左太ももの裏を痛めたならサーブでない可能性が高いです。

しかしUS open前の大会で途中棄権した際の痛みのきっかけはサーブということでした。
(参照したサイト)

そのため少なからずサーブも左太ももへの負担を強いていたと考えて間違いはなさそうです。

改善しても良いと考えられる点2つ

ひざを曲げすぎない

ひざの曲げる角度を浅くすることでひざの負担が抑えられます。
目安は体のバランスが取りやすい位です。

イメージとしてはフェデラー選手がオススメです。

しかしひざのバネを使わないようにするとその分打点も下がり、スイングスピードも遅くなると考えます。

そこで大事となる点が右足でも蹴り出すということです。

右足で蹴り出すメリットは3つほどあります。

  • 右肩の負担が抑えられる
  • 左ひざの負担が抑えられる
  • バランスが取りやすくなる

そのために足をよせずに広いスタンスで支えるか、右足を寄せても右足で支えや他トロフィーポーズにすることが大切です。

詳しくは下記の記事でまとめています。
よろしければご参考ください。

右足をよせないorよせても左足より前に出さない

大坂なおみ選手は特にトロフィーポーズで左側に上半身がよっているためここを右側でも支えられることが大切です。

サーブ矯正でよくあるのが右足をよせないスタイル
足をよせない方がトロフィーポーズのバランスも取りやすくなります。

もう一つが右足を左足よりも前に出さないということ。

大坂なおみ選手は足をよせた際に右足は左足よりも前に出ています。
こうなると体が正面を向きやすくなり、ひねり戻しの力も半減してしまいます。

そのため足をよせる場合でも右足は左足よりも後ろによせる、理想的にはスイング方向に揃えるのがベターです。

最後に

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以上が私が大坂なおみ選手のサーブを見て感じた点です。

圧倒的なサーブは目を見張るものがありとても魅力的です。
だからこそ体への負担は最小限に質が良いパフォーマンスを長く続て欲しいです。

これからの大坂なおみ選手の躍進を私も全力で応援します!

本記事はここまでです。
ありがとうございました!

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